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バイクのレストア費用相場は?オーバーホールとの違いやメリットも紹介

古いバイクを直したいけれど、レストアには一体いくらかかるの?

昔乗っていた思い出のバイクや、憧れていた旧車を手に入れたものの、修理費がわからず悩んでいませんか。

放置するとサビやゴムの劣化が進み、修理が難しくなるだけでなく、走れなくなる可能性もあります。

この記事では、バイクのレストア費用の目安を、ショップに依頼する場合や自分で直す場合に分けて解説します。

最後まで読めば、愛車を再び走らせるために何をすべきかがわかります。

バイクのレストアとは?オーバーホールとの違い

 

古いバイクを直す際によく使われる「レストア」とは、古くなったり壊れたりした車体を、新品に近い状態まできれいに直す作業のことです。

エンジンや外装など、見た目も中身も含めて全体をよみがえらせます。

一方「オーバーホール」は、主にエンジンなどの機械部分を分解・清掃し、傷んだ部品を交換して性能を回復させる作業です。

レストアは全体を直す大がかりな作業、オーバーホールは内部の機能回復が中心と考えるとわかりやすいでしょう。

バイクのレストアにかかる費用の目安

バイクをきれいに直すためには、どれくらいのお金がかかるのか気になりますよね。ここでは、レストアに必要な費用の目安について、くわしく説明していきます。プロのいるお店にお願いするやり方と、自分自身で直すやり方のふたつに分けて見てみましょう。

それぞれの費用の違いを比べながら、あなたに合った方法を見つけてください。どのくらいまでならお金をかけられるか、あらかじめ計画を立てることが失敗しないコツです。

ショップへ依頼する場合の費用相場

依頼先 バイクショップ・専門店
全体の費用相場 30万円~100万円以上
部品代の目安 10万円~50万円
作業代(工賃)の目安 20万円~80万円
完成までの期間 3ヶ月~1年以上
メリット
  • プロの技術で安心できる
  • きれいで安全に仕上がる
デメリット
  • 自分でおこなうより高い
  • お店探しが少し大変

お店に頼むと、安心してお任せできる分、まとまったお金が必要になります。直す場所の多さによって、金額が大きく変わることを覚えておきましょう。状態がひどいバイクの場合は、新しいバイクを買えるくらいの金額になることもあります。

見積もりをもらって、どこにいくらかかるのかをよく確認することが大切です。プロの技術はとても高いため、お金をかけるだけの価値は十分にあります。

ショップで発生する部品代

バイクを直すためには、古くなったパーツを新しいものに交換しなければなりません。お店で用意してもらう部品にかかるお金について、くわしく見ていきましょう。新しい部品が手に入りやすいバイクなら、比較的安く済ませることができます。

しかし、古いバイクだと部品を作るのが終わっていることがよくあります。その場合は、中古の部品を探したり、特別に作ってもらったりするため、値段が高くなります。

タイヤやチェーンなどのすり減る部品は、安全のため必ず新しいものにする必要があります。不要な出費を減らすためにも、使える部品はそのまま使う工夫も大切になります。

ショップで発生する作業代や人件費

お店にバイクの修理をお願いすると、プロの人が作業するための料金がかかります。この作業代が、レストアの費用のなかで一番大きな割合を占めることが多いです。プロの技術と時間を使ってていねいに直してくれるため、それなりのお金が必要になります。

エンジンを細かく分解したり、固まったサビをきれいに落としたりする作業には、とても長い時間がかかります。作業にかかる時間が長くなればなるほど、人件費として支払うお金も高くなっていきます。

見積もりをもらうときに、作業代がいくらになっているかをよく確認することが大切です。高いと感じるかもしれませんが、安全に走るための安心料だと考えることもできます。

自身で作業をおこなう場合の費用相場

作業方法 自分で直す(DIY)
全体の費用相場 10万円~50万円程度
部品代の目安 5万円~40万円
工具代の目安 3万円~15万円
完成までの期間 半年~数年
メリット
  • 作業代がかからず安い
  • バイクにくわしくなれる
デメリット
  • 工具をそろえる必要がある
  • 失敗するリスクがある

自分で直す場合は、作業代がかからないため、全体の金額をぐっと抑えられます。ただし、途中で失敗して部品を買い直すこともあるため、余裕をもった予算が必要です。

週末の休みなどを利用してコツコツと進めるため、完成までの道のりは長くなります。それでも、自分の手で直したバイクへの愛情は、とても深いものになるでしょう。

自身で作業する際に必要な工具代

自分でバイクを分解して直すためには、専用の道具をいろいろとそろえる必要があります。家にある簡単なドライバーやスパナだけでは、バイクをすべて直すことはできません。ボルトを正確な力で締めるためのトルクレンチや、特別な部品を外すための専用の工具が必要です。

これらの道具を最初からすべてそろえようとすると、数万円から十万円以上かかることもあります。安すぎる道具を買うと、すぐに壊れたり、バイクの部品を傷つけたりしてしまいます。少し高くても、しっかりとした品質の道具を選ぶことが、きれいに直すコツです。

最初は必要な道具だけを買い、作業が進むにつれて少しずつ買い足していくと無理がありません。

自身で作業する際に必要な部品代

自分でバイクを直す場合でも、新しい部品を買うためのお金は必ずかかってきます。お店に頼むときと同じように、部品代はどうしても削ることができない出費です。

インターネットを使って自分で部品を探せば、お店で買うよりも少し安く手に入るかもしれません。オークションサイトなどで中古の部品を見つけると、さらに安く済むことがあります。

しかし、中古の部品はこわれていて使えないこともあるため、選ぶときには注意が必要です。また、自分でまちがった部品を買ってしまうと、お金のむだづかいになってしまいます。エンジンの中の部品やブレーキの部品などは、安全のために必ず新品を使いましょう。

バイクをレストアするメリット

多くのお金と時間をかけてまでバイクを直すことには、どんなよいところがあるのでしょうか。ここでは、古いバイクをピカピカにレストアするメリットについて、くわしくお話しします。

お金以上のすばらしい喜びや、ワクワクする体験がたくさん待っています。単なる移動の道具としてだけでなく、人生を豊かにしてくれる趣味としても楽しめます。

高額で売却できる可能性がある

きれいに直した古いバイクは、とても高い値段で売れることがあります。とくに人気のある古いモデルは、ピカピカに直っているだけで価値が大きく上がります。自分が直すために使ったお金よりも、高い値段で買ってもらえることも珍しくありません。

世界中に古いバイクを探している人がいるため、きれいな状態のバイクはいつも人気です。大切に乗ったあとに手放すときでも、よい値段がつけばとてもうれしいですよね。

価値が下がりにくいのは、きれいに直された古いバイクならではの大きな強みです。まずは自分が楽しむことを一番に考えながら、きれいなバイクを作り上げていきましょう。

思い入れのある愛車に再び乗ることができる

昔から大切にしていたバイクにもう一度乗れることは、何にも代えがたい喜びです。長い間乗らずに眠っていた愛車が、ふたたびエンジン音を響かせる瞬間は感動します。若いころに一緒に旅行をした思い出のバイクなら、なおさらその思いは強くなるでしょう。

完成したバイクにまたがって風を切って走ると、昔の楽しい記憶がよみがえってきます。新しいバイクを買うのとはちがう、深い愛情と満足感を感じることができます。

自分の手で直したとなれば、そのバイクへの愛着はさらに大きなものになるはずです。過去の大切な思い出を、未来へとつないでいくすばらしい経験ができるのです。

すでに生産が終了した旧車を楽しめる

古いバイクを直すことで、今ではもう作られていない珍しいバイクを楽しむことができます。昔のバイクには、今の新しいバイクにはない独特の形やエンジンの音があります。そういった古い時代のバイクを今の道路で走らせることは、とても特別な体験です。

お店で新車として買うことはできないため、直して乗るしか方法がありません。きれいに直された古いバイクで街を走れば、多くの人から注目を集めること間違いなしです。

キャブレターという昔の部品ならではの、生き物のようなエンジンの動きも味わえます。不便なところも含めて愛せるのが、古いバイクの本当の楽しさだといえるでしょう。

不動のまま放置された車体を復活させられる

動かなくなってしまったバイクに、もう一度命を吹き込むことができます。ガレージのすみでほこりをかぶっていたバイクが、みごとに復活する姿はすばらしいです。そのまま捨ててしまえばただのゴミになってしまうものを、宝物に変えることができます。

動かないものを自分の力で動かせるようにすることは、とても大きな達成感があります。一台のバイクを救い出すことで、バイクの歴史を未来へ残すことにもつながります。

捨てられそうになっていた命を助けたような、やさしい気持ちになれることも魅力です。直したバイクは、きっとあなたの最高のパートナーとして応えてくれるはずです。

発売当時の美しい姿を取り戻せる

レストアをすることで、バイクがお店で売られていたころのピカピカの姿に戻ります。色があせてしまった塗装も、きれいに塗り直すことで新車のように輝きます。当時のカタログに載っていたような美しい状態を、自分の目の前で見ることができます。

小さなネジの一個までていねいに磨き上げることで、まるで芸術作品のような美しさになります。ガレージに飾っておくだけでも、かっこいいインテリアとして楽しむことができます。

乗る楽しさだけでなく、ながめる楽しさも同時に味わえるのが大きな魅力です。当時のステッカーなども再現して貼ることで、さらに本物らしさがアップします。

バイクをレストアするデメリット

古いバイクを直すことには、良いことばかりではなく、気をつけるべき点もあります。ここでは、レストアを進めるうえで知っておくべきデメリットについて解説します。

あとで後悔しないように、マイナスな面もしっかりと理解しておくことが大切です。良いところと悪いところの両方を知ってから、作業を始めるかどうかを決めましょう。

予想以上の多額なコストが発生しやすい

バイクを直していると、最初の計画よりもたくさんのお金がかかってしまうことがよくあります。分解してみないとわからない壊れた部品が、あとからあとから見つかることが多いからです。予定していなかった部品代や作業代が追加でどんどんかかってしまいます。

古い部品が見つからずに、高いお金を出して特別に作ってもらうこともあります。予算が足りなくなってしまい、途中で作業をあきらめてしまう人も少なくありません。

直す前には、思っているよりも多めにお金を用意しておくことがとても重要です。無理をして生活が苦しくなってしまっては、せっかくのバイクも楽しめなくなります。

車体が完成するまでに長い期間が必要になる

バイクをバラバラにしてきれいに直すには、とても長い時間がかかります。お店に頼んでも、数ヶ月から一年以上の時間が必要になることが普通です。自分で週末だけ作業をする場合なら、数年かかることも珍しくありません。

その間はバイクに乗ることができないため、早く乗りたい人にはつらい期間となります。また、必要な部品が海外から届くのを待つだけで、何ヶ月も過ぎてしまうこともあります。

作業がなかなか進まないと、やる気がなくなって途中でやめたくなってしまうかもしれません。時間がかかることを最初から覚悟して、のんびりと楽しむ気持ちをもつことが大切です。

修理後の耐久性が低下する懸念がある

きれいに直したとしても、昔のバイクは今の新しいバイクよりも壊れやすいことがあります。金属の部品は目に見えないところで弱くなっていることがあり、走っている途中に折れるかもしれません。また、当時の技術で作られたバイクは、今のバイクほど長持ちしないこともあります。

直したあとも、こまめに油をさしたりネジのゆるみを確かめたりするお手入れが欠かせません。古いバイクは手がかかる子どもと同じように、いつも優しく気をつけてあげる必要があります。

少しの不具合でもすぐに直せるように、心と時間の余裕をもつことが大切です。壊れることも含めて楽しめるおおらかさが、古いバイクに乗るためには求められます。

自分で作業して失敗してしまう恐れがある

自分でバイクを直そうとして、うまくいかずに失敗してしまうリスクもあります。正しい知識がないまま分解すると、元通りに組み立てられなくなってしまうかもしれません。無理に力を入れてネジを回し、大切な部品を割ってしまうという失敗もよくあります。

とくにエンジンやブレーキの組み立てをまちがえると、命にかかわる大きな事故につながります。失敗してしまってからお店に持ち込んでも、直すのがもっと難しくなってお金が高くつきます。

自分の技術に自信がない部分は、最初からプロのお店にお願いするのが一番安全です。安全第一を心がけて、無理のない範囲で自分のペースで進めていきましょう。

塗装などにダメージを与えるリスクがある

バイクをきれいにしようと磨きすぎて、逆に傷をつけてしまうことがあります。強い薬を使ってサビを落とそうとすると、まわりのきれいな色までハゲてしまうかもしれません。古いバイクの塗装はとても弱くなっているため、少しこすっただけでポロポロと落ちてしまいます。

また、部品を外すときに工具が滑って、タンクに大きなへこみを作ってしまうこともあります。一度ついてしまった傷やへこみを直すには、またたくさんのお金がかかってしまいます。

作業をするときは、まわりをしっかりと布で覆うなどして守りながら行うことが大切です。あわてずに、ひとつひとつの作業をていねいにゆっくりと進めていきましょう。

旧車特有の風合いが失われるケースがある

バイクを新車のようにピカピカにしすぎると、古いバイクならではの味がなくなってしまうことがあります。長年走ってきたからこそつく小さな傷や、少し色があせた感じが好きな人もたくさんいます。

すべてを新しい部品に変えたり、ピカピカに塗り直したりすると、少し不自然に見えることもあります。まるで昨日工場から出てきたような姿になり、歴史を感じられなくなってしまうかもしれません。

どこまでを新しくして、どこをそのまま残すかのバランスを決めるのはとても難しいです。古いままの味を残すことも、立派なレストアのひとつの方法だと覚えておきましょう。ピカピカにするだけが正解ではないので、自分の好きなスタイルを見つけてください。

バイクのレストアに関するよくある質問

古いバイクをきれいによみがえらせる作業には、わからないことがたくさんありますよね。ここでは、多くの人が悩んでしまうポイントについて、ひとつずつていねいにお答えしていきます。疑問をなくすことで、安心して作業を進めることができるようになるでしょう。

古い部品が手に入らない場合はどうすればいいですか

古いバイクを直すときに、一番の壁になるのが新しい部品を見つけることです。どうしても部品が見つからないときの、上手な探し方や解決する方法をお伝えします。

何十年も前のバイクだと、メーカーが新しい部品を作るのをやめていることがよくあります。そのようなときは、インターネットのオークションサイトで古い部品を探すのが一般的です。全国の中古パーツをあつかっているお店に、電話で聞いてみるのもよい方法になります。

どうしても見つからないときは、鉄を削って一から新しい部品を作ってくれるお店も存在します。部品を新しく作るにはお金がかかりますが、大切なバイクを直すための最後の手段として役立ちます。あきらめずにいろいろな方法を試すことで、必要な部品に出会える可能性は高くなります。

費用が高額になった場合そのまま買取に出すことはできますか

見積もりを出してもらった結果、思っていたよりもお金がかかっておどろくことがあります。直すのをあきらめて、そのままお店に売ることができるのかについてくわしく説明します。

直すためのお金が高すぎると感じたときは、そのままお店に買い取ってもらうことが十分に可能です。動かなくなったバイクでも、まだ使える部品が残っていれば価値があると認められます。ほかの人が同じバイクを直すときに、あなたのバイクの部品が必要になるからです。

少しでも高く買い取ってもらうためのポイントを以下にまとめました。

高く買い取ってもらうためのポイント

  • 複数のお店に見てもらう
  • 洗車してきれいにする
  • ノーマルの部品をそろえる

ひとつのお店だけで決めずに、いくつかのお店に金額を出してもらうようにしましょう。手放すのはさみしいかもしれませんが、次の持ち主のもとで部品として生き続けることができます。

ずっと放置していた車体でも最低限の修理で乗れるようになりますか

長いあいだ家の外に置いたままだったバイクを、安く直して走らせたいと考える人もいますよね。お金をかけずに、少しの修理だけで安全に乗ることができるのかについてお話しします。

結論からいうと、少しの修理だけで走れるようになるかは、バイクの状態によって大きく変わります。雨にぬれない場所でカバーをかけていたなら、ガソリンを抜いて新しい油を入れるだけで動くこともあります。

しかし、雨ざらしのまま何年も置いていた場合は、少しの修理だけではすまないことが多いです。エンジンの中がサビていたり、ブレーキのゴムがわれていたりすると、とても危険な状態になります。

安全に関わるところのお金を節約すると、大きな事故につながるため絶対にやめましょう。命を守るための部品は、必ず新しいものに交換するようにしてください。

バイクのレストア費用についてのまとめ

古いバイクをきれいに直すためのお金について、さまざまな視点からくわしく説明してきました。状態によってかかるお金は大きく変わるため、事前の計画がとても大切になります。プロのいるお店にお願いするか、自分で直すかによっても、必要なお金はまったく違ってきます。

途中で部品が見つからなくなったり、お金が足りなくなったりするトラブルもよくあることです。そのようなときは、あきらめずにほかの方法を探したり、買い取りを考えたりすることもひとつの答えです。大切な愛車をどのようにしたいのか、自分自身の気持ちとしっかりと向き合ってみましょう。

無理のない予算を立てて、少しずつ作業を進めていくことが、最後までやりとげるためのひけつです。あなたが大好きなバイクとふたたび走り出せる日が来ることを、心から応援しています。