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24ヵ月点検を完全解説

このページでは24ヶ月点検の点検項目と点検方法を紹介しています。24ヶ月点検を自分で行いたい方は是非参考にしてください。

ただし、点検項目のガタの確認は非常に繊細でわかりにくいものも多くあります。

24ヶ月点検の項目・記録簿

点検記録簿PDFはコチラ

お店に依頼した場合の費用

24か月点検をお店に依頼した場合は当然点検費用が掛かります。費用はお店によってまちまちですがおよそ15000円~40000円ほどが相場と言えるでしょう。

費用は車種によって大きく異なり、排気量の差が第一に上げられます。また、カウルのある車種はカウルの取り外しを行う必要があるため、その分工賃を多く支払う必要があります。

そして、点検で修理が必要な個所が見つかったり、交換が必要な部品があった場合は、部品代と修理にかかる手間賃が発生します。

24か月点検は知識があれば自分で行うこともできます。自分で行えば工賃は掛かりませんのでほとんどの項目を無料で済ませることができます。

ただし、点検項目の中にはプロでないとわからないような微妙な変化もありますので安く済ませたいという理由だけで安易に自分で行うことはお勧めできません。

整備教室セビスクでは経験豊富な講師が24ヶ月点検の内容ややり方を丁寧に解説し、皆様のバイクを一緒に点検する「基本の点検&メンテナンス講座」を行っています。愛車の24ヶ月点検を自分でやってみたい!という方は是非ご検討ください。

24ヶ月点検のやり方

さて、ここからは項目ごとに実際に24ヶ月点検をやってみて作業内容を細かく解説していきます。「基本の点検&メンテナンス講座」を受講された方は思い出しながら読み進めてくださいね。

かじ取り装置、走行装置

まずはハンドルの操作具合を確認します。ハンドルを左右に動かしてスムーズかどうか、引っ掛かりがないかを確認します。(かなり微妙な感覚の場合があります。ご注意ください。)

引っ掛かりがあった場合は、ステムベアリングのチェック、ワイヤーケーブル類の引っ掛かりが無いか確認します。

フロントフォークの損傷

1枚目の写真にあるようなサビがある場合は交換が必要となります。

こちらの画像のフォークは非常にきれいで良好な状態と言えます。

フロントフォークのステアリング、ステムの取り付け状態(がた)

写真の用に上下に動かしてガチャガチャした感じがしないか確認し、ピッタリくっついて動けば大丈夫です。(かなり微妙な感覚の場合があります。ご注意ください。)

ハンドルのスムーズさも同様に確認します。

ステムが車体に装着されている場合はハンドルを持ってフロントフォークを曲げ伸ばししてガタがあるようならば点検し、必要に応じて増し締めをします。(かなり微妙な感覚の場合があります。ご注意ください。)

タイヤの空気圧の点検

タイヤゲージで空気の量を確認します。空気が少ない場合やもしくは多い場合はメーカー指定空気圧に設定します。

メーカー指定空気圧はサービスマニュアルを参照します。

タイヤの亀裂、損傷

写真のようにタイヤにヒビが入っている場合は交換が必要です。

タイヤの溝の深さ

続いてはタイヤの溝の深さを計ります。タイヤの溝を測るには「タイヤ溝ゲージ」というツールを使います。

画像のようにゲージの突起をタイヤの溝に突き刺して深さを測定することができます。

溝の深さが0.8m以下の場合はタイヤの交換が必要です。

上の画像の様な溝の深さだと雨天時等のスリップの可能性がかなり高く危険です。また、パンクの原因になりやすくバーストの危険性が高いです。

また、溝の深さと合わせてスリップサインの確認もしておきましょう。画像で指差ししている溝の途切れている部分がスリップサインです。

三角形マークの延長線上で真ん中の溝まで繋がってしまってると危険です。

ホイール・ナットの緩み確認

緩んでないかを確認し、必要に応じて増し締めして確認します。

ホイール・ベアリングのがた

フロントリア共にホイールベアリングに、ごろつきが無いか確認します。(かなり微妙な感覚の場合があります。ご注意ください。)

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