参考動画
※動画の内容は講座の内容とは関係ありませんが参考になりそうなものを選んでみました。
※同じスーパーカブでも年式によって多少手順が違います。ご自分の車体に合った方法でお試しください。
用意するもの
メガネレンチ | Amazon | |
ソケットレンチセット | Amazon | |
プラスドライバー(2番) | Amazon | |
Tレンチ(8~12mm) |
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ショックドライバー |
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プライヤー |
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逆タップセット |
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要チェックポイント
- ブレーキパネルに差し込まれているメーターケーブルを留めているボルトはプラスドライバーで外しますがかなり舐めやすい箇所ですので舐めそうだと思ったら無理せず早めにショックドライバーの使用を検討しましょう。
- ケーブル類は引き抜く前にどの部分を通っているのか、取り付けることを考えて取り回しを確認しておきましょう。
準備
2番のプラスドライバーでフロントトップカバーの中央のボルトを外し、カバーを取り外します。
続いてヘッドライトカバーを取り外します。ヘッドライトの周りのボルトを2本取り外します。カバーはツメで固定されており、車体と向き合った状態で下側を手前に引いた後、全体を下に下げると外すことが出来ます。
ヘッドライトのバルブはツメで固定されています。押し込んだ状態で左に回すと外すことが出来ます。
フロントブレーキワイヤーの外し方
フロントブレーキロッドアジャスティングナットを左に回して取り外します。ナットを取り外すとワイヤーを引き抜くことができ、ワイヤーを抜くとカラー(ブレーキアームジョイント)を取り外すことが出来ます。
「作業を進めるにつれてカラーやナットがどこについていたのか分からなくなりそう。」「失くしそう。」という方は画像3枚目のように仮付けしておくとわかりやすくなります。
ブレーキパネル側が外せたらレバー側にテンションがかからなくなり、簡単に外せるようになります。
太鼓が外せたら車体からケーブルを引き抜くことが出来ます。
メーターケーブルの外し方
ブレーキパネルのボルトを取り外します。この部分は非常に固く締まっていることが多く、プラスドライバーを利用しても舐めてしまうことが多いので注意が必要です。
プラスドライバーは必ず押し付ける力7割、回す力3割を意識して先端が舐めないように注意しましょう。
固くて外せない場合は無理にプラスドライバーでこじらず必要に応じてショックドライバーを使うようにしましょう。
先端が舐めてしまった場合は逆タップを使って取り外します。逆タップの使い方は講座を受講いただいている方であればわかると思いますがわからない方は下記の動画を参考にしてください。
ボルトが外れたらケーブルは簡単に引き抜くことが出来ます。
続いて12mmのソケットでハンドル裏のナットを外します。
ヘッドライトケース内のボルト6mmを外し、ハンドルを上に持ち上げて取り外します。
スピードメーターからケーブルを外します。手で緩むなら手で外し、無理ならプライヤーやペンチで外します。
メーターケーブルのナットが下に落ちるので注意しましょう。テープで止めておくと安心です。
この後、ケーブル類を引き抜きますが、その前に再度組みなおすときにケーブルの通し位置を間違わないようにケーブルがどのように通っているか確認しておきます。
ケーブルは上も下も外れていれば引っこ抜くことが出来ます。
スロットルワイヤー(アクセルワイヤー)の外し方
キャブレターの蓋(キャブトップ)を反時計回りに回して取り外します。年式によってはフレームにあたってしまうことがあります。その場合はインマニのボルトを外してキャブレターの位置をずらして作業しましょう。
バネが少々固いですがスロットルバルブにワイヤーを押し込み、ワイヤーがにゅっと出たら、指で外します。
キャブトップからワイヤーを引き抜きます。
キャブトップの穴に異物が入らないように軽くウエスを押し込んでおきましょう。
続いてハンドル側です。ブレーキレバーの付け根についているダストカバーは外しておきます。
14mmのスパナでスロットルワイヤーのロックナットを緩めます。
キャブ側が完全に外れていることを確認し、アクセルワイヤーをメーターボックスから引き抜きます。
湾曲したアウター金具の部分はロックナットを緩めておけばぐるぐる回して外すことが出来ます。
ハウジングを固定しているボルトをプラスドライバーで外します。
スロットルパイプからワイヤーを外します。
チョークワイヤーの外し方
まずはワイヤーを固定しているクランプのボルトをプラスドライバーで緩めます。
クランプからワイヤーを外したら、画像のように指でチョークを引いた状態にキープしてワイヤーの太鼓を外します。
チョークワイヤーをメーターボックスから引っこ抜きます。取り外す前に再度組みなおすときのことを考えてワイヤーがどのように通っているのか確認し、必要に応じて写真を撮っておくようにしましょう。
チョークレバーを少し引き太鼓を取り外します。手で外しにくい場合はペンチを使うと外しやすいです。
メーターケーブル、フロントブレーキワイヤー取り付け方
メーターボックスからメーターケーブルとブレーキワイヤーを差し込みます。フェンダー付近で当たりますので横からうまくかわしてあげます。
ケーブルはハンドルストッパーよりも奥に通すようにしましょう。
ブレーキケーブルをハンドルの太鼓に付けて、シルバーの部分をグイグイ押し込みます。
メーターにメーターケーブルを差し込んだらナットを手でぎゅっぎゅと回します。
アクセルワイヤー取り付け
スロットルワイヤーのネジ部を回してある程度入ったらOKです。
スロットルパイプが入る部分とレバーホルダーを取り付ける部分をパーツクリーナーで洗浄
スロットルパイプを取り付ける、ワイヤーを太鼓に付けて巻きながらハウジングに装着
ハウジングを取り付けます。
ハウジング取り付けの際、前後2本のボルトで固定しますが、ボルトは車体の前方から締めて後方を後から締めるようにします。理由は前を先に閉めることによって前の継ぎ目に隙間が出来ず前から雨や埃の侵入を防ぐためです。
アクセルワイヤーを元あったとおりに通します。
キャブトップをワイヤーの奥まで挿します。
バネにワイヤーを通して、スロットルバルブにワイヤーを引っかけます。
キャブレターに組み込む際は向きに注意しましょう。アイドルスクリューのある方から見てテーパーのある方が手前になります。
この部分の向きが合っていないとエンジンをかけた瞬間にアクセル全開になります。
チョークワイヤーの取り付け
チョークワイヤーを車体に通します。ワイヤーの長くて太いのが下、短くて細いのが上です。逆さまに取り付けないように注意しましょう。
ハンドル側レバーの太鼓に引っかけてからクランプに通します。
キャブレター側はチョークワイヤー太鼓に付けたら金具に挟み込み、ボルトを閉めて固定します。
チョークが正常に動作することを確認すれば完了です。
ハンドルを元の位置に戻します。この時、ワイヤーハーネスを挟まないように注意しましょう。
取り付け後は念のためワイヤーハーネスを噛んでないか、外れてないか確認しましょう。
してあリングハンドルセッティングナットをトルクレンチを使って指定トルク(2.0~3.0kgf・m)で締めます。ハンドルは重要保安箇所ですのでトルク管理はしっかり行いましょう。
ハンドル内の6mmもワイヤーをかまさないように締めます。
ヘッドライトを装着します。付け方がわからない方は基本メンテナンスのコンテンツを参照してください。
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ブレーキアームにタイコを収め、その穴にアジャストボルトを通します。そして、アジャストナットを締め込み、適正な遊びに調整します。
メーターケーブルの取り付け
メーターケーブルをブレーキパネルに取り付けます。
メーターケーブルの先はパネル側と噛み合う構造になっており、この部分がしっかりハマっていないとメーターが正常に作動しません。しっかりとはめ込むためにはタイヤをゆっくり回しながらケーブルが奥まで入るポイントを探すのがコツです。
ケーブルが入ったらタイヤを回してメーターが動いているか目視で確認してみましょう。
メーターが正常に作動していればプラスドライバーでボルトを締めて完了です。この部分のボルトは外すときに舐めてしまった場合は新しいものに交換しておくとよいでしょう。